中央社会保険医療協議会(中医協)は7月22日、第653回総会を開き、毎年恒例の「主な施設基準の届出状況等」(令和7年)を報告事項として受け取りました。個別データの説明は省略され質疑もありませんでしたが、資料にはリハビリテーション専門職に関わる届出動向がまとまっています。疾患別リハビリテーション料、回復期リハビリテーション病棟入院料、令和6年度改定で新設された地域包括医療病棟入院料について、自院の立ち位置を確かめる材料として整理します。
「施設基準の届出状況」とは 審議の基礎となる定例報告
この資料は、地方厚生(支)局に届け出られている主な施設基準について、各年の基準日時点の届出医療機関数を厚生労働省が取りまとめ、毎年の定例報告として総会に示すものです。事務局は「今後の審議等の際に活用いただく資料」と位置づけを説明しました。集計時点は令和5年までが7月1日現在、令和6年以降は8月1日現在で、施設基準の届出状況は原則として過去3年分、選定療養に係る報告状況は過去4年分が示されています(項目により掲載年が異なります)。あくまで現時点の集計値で、今後修正の可能性があると注記されています。
ここで扱うのは各施設基準を「届け出ている医療機関の数」であり、算定回数や患者数ではありません。届出数の増減は、施設の参入や区分の移動といった構造の動きを映すものとして読む必要があります。
疾患別リハ 診療所の運動器リハが令和4年比で約2割増
疾患別リハビリテーション料の届出医療機関数は、資料では令和4年・令和6年・令和7年の3時点が並んでいます(この節は令和5年を挟まない表記)。上段が病院数、下段が診療所数です。
最も動きが目立つのは運動器リハビリテーション料(Ⅰ)の診療所で、2,064→2,263→2,458と増加しました。令和4年比で約19%の伸びです。病院数は4,809→4,845→4,886と微増にとどまり、運動器リハ(Ⅰ)の届出増は主に診療所の増加によるものです。一方、配置基準の異なる運動器リハ(Ⅱ)の診療所は3,309→3,253→3,198、(Ⅲ)の病院は504→478→452と、いずれも減少しています。
脳血管疾患等リハビリテーション料は、(Ⅰ)の病院が3,080→3,115→3,151と横ばいで微増。(Ⅲ)の診療所は1,701→1,723→1,727と、こちらも小幅な増加でした。呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)の病院は3,788→3,808→3,826と微増する一方、(Ⅱ)の病院は515→518→485と令和7年に減っています。心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)は病院1,377→1,424→1,456、診療所122→152→184と、病院・診療所ともに増えました。
その他のリハ関連では、集団コミュニケーション療法料の病院が782→756→698と減少傾向をたどりました。がん患者リハビリテーション料は病院1,953→1,937→1,946とほぼ横ばい、認知症患者リハビリテーション料の病院は232→240→255と緩やかに増加しています。令和6年度改定で新設されたリハビリテーションデータ提出加算は、令和6年8月時点で病院0・診療所136、令和7年8月時点で病院94・診療所268でした(令和6年値は改定施行後約2か月時点)。







