リハビリ専門職の年間賞与(ボーナス)は、令和7年でおよそ72万円。月給のおよそ2.3か月分にあたり、この水準は看護師とほぼ並びます。ただ、額そのもので見ると医療の主要3職種のなかでは最も低くなります。賃金構造基本統計調査の6年分を使って、リハ職のボーナスの「水準」と「動き」をたどります。
リハ職の賞与は約72万円、6年間はほぼ横ばい
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」で、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士(以下、リハ職)の年間賞与その他特別給与額(男女計)を令和2年から令和7年まで並べます。
金額は、令和2年が70.2万円、3年71.3万円、4年69.8万円、5年71.4万円、6年70.5万円、7年71.7万円。70万円前後を行き来しており、この6年は大きな増減のない横ばいの動きです。令和7年は調査の範囲では高い方ですが、前年からの伸びはわずかで、水準が一段上がったとまでは言えません。

月給の約2.3か月分という水準
賞与を「月給の何か月分か」で見ると、感覚をつかみやすくなります。令和7年のリハ職は、年間賞与71.7万円に対し、きまって支給する現金給与額(月額)が31.0万円。賞与は月給のおよそ2.3か月分にあたります。
ひとつ注意したいのは、求人票でよく見る「賞与○か月」との違いです。求人票の月数は基本給を基準にすることが多い一方、この計算は残業代なども含む実際の現金給与額が分母になります。基準が異なるため、求人票の数字とそのまま比べることはできません。
額では3職種で最も低く、「月数」では看護師と並ぶ
令和7年の年間賞与額を、同じ調査の医師・看護師と並べます。医師が116.4万円、看護師が85.6万円、リハ職が71.7万円。リハ職は看護師の約8割、医師の約6割の水準で、3職種のなかでは最も低い額です。






