リハ職の年収、都道府県で約140万円の差──順位は単年で動きやすい、それでも見える地域の傾向(令和7年)

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リハビリ専門職の賃金を都道府県別に見ると、推定年収が最も高い県と低い県で約140万円の開きがあります。最新の令和7年データで上位に並ぶのは、大都市圏とは限りません。ただし都道府県別の数字は年によって大きく動くため、特定の県の順位を固定的に捉えるのは禁物です。順位そのものより、地域差の「構造」を読み解きます。

都道府県で約140万円の開き

厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の都道府県別データで、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士(以下、リハ職の4職種合算)の推定年収を算出しました。推定年収は、きまって支給する現金給与額(月額)を12倍し、年間賞与その他特別給与額を加えたものです。

全国は443.6万円。最も高いのは山口県の512.7万円で、三重県501.8万円、愛知県491.0万円が続きます。低い方は福島県375.0万円、岡山県388.6万円、佐賀県390.0万円。上位と下位では約140万円の差があります。

「稼げる県」は都市部とは限らない

上位の顔ぶれを見ると、大都市圏が独占しているわけではありません。愛知県491.0万円、千葉県484.1万円、東京都472.6万円のように都市圏で高い県がある一方、山口・三重・栃木・山梨・福井といった県も上位に並びます。大阪府は433.9万円で、全国平均をやや下回りました。都市の規模だけで賃金の高さは説明できません。

年収の地域差を生む一因が、賞与の差です。月給(きまって支給する現金給与額)は東京・千葉など都市圏で高い県がある一方、三重・山口のように都市圏以外でも高い県があり、地域差があります。年間賞与で見ると、地方に手厚い県が目立ちます。規模の大きい愛知県でも賞与は101.1万円で、全国の71.7万円を上回ります。賞与がさらに厚い福井県(112.0万円)は、月給が30.8万円と全国並みでも、賞与の厚みで年収を押し上げています。山口県(賞与108.1万円)は月給も33.7万円と全国を上回り、月給と賞与の両方が高いことが首位につながりました。ただし福井・山口は、労働者数が少なく値が振れやすい県でもあります(後述)。

リハ職の年収、都道府県で約140万円の差──順位は単年で動きやすい、それでも見える地域の傾向(令和7年)

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