療法士が知っておきたい薬剤のこと

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 々療法士が担う、リハビリテーションにおいて、担当患者、利用者の薬剤状況を把握しておくことは必須です。しかし、養成校時代から薬剤に関する詳しい授業項目もなく、卒後各自の学習に依存しているのが現状です。

 

一時期、養成校の新カリキュラム案の中にも、「薬剤」の項目がありましたが、見送られています(登録理学療法士の後期のカリキュラムに『薬理学』が1コマ用意されています)。ということで今回は、療法士が知っておきたい、薬剤の基本的な副作用と各種療法を実行する上で考慮しておきたい点について、お伝えいたします。

 

薬剤と副作用

抗がん剤

 抗がん剤治療を受けている患者の場合、白血球数が極端に減少しています。これにより、全身の倦怠感があり、体を動かすことが億劫になります。つまり、モチベーションの低い患者の場合、リハ拒否の原因となる場合があるため、投薬常用を事前に確認しておく必要があります。

 

POSTのインタビューにて乳がん後の理学療法の専門家である萬福先生は以下のように解説しています。

乳がんで使用するタキサン系の抗がん剤は、細胞分裂に必要な微小管に作用し、がん細胞の細胞増殖を抑制します。神経細胞の軸索にも微小管があり、これが障害されるとニューロパチーを引き起こし、末梢神経障害を起こします。また、侵害受容器への刺激や中枢性感作、エストロゲンの低下により関節痛や筋肉痛を生じます。

第二回:乳がんサバイバーの痛み、痺れって?【萬福 允博先生】

 

副腎皮質ステロイド剤

 副作用は多岐に渡りますが、特に注意すべきは骨粗鬆症です。骨粗しょう症になることで、骨折のリスクが高まるため、呼吸器リハにおける介助運動、徒手療法等、注意が必要になります。

 

担当患者が、このような薬剤の既往歴がある場合、事前に骨密度も確認できるとベストだと思います。

 

糖尿病治療薬

 何と言っても低血糖症状には注意が必要です。低血糖症状は、空腹感、悪心、あくび、無表情、だるさ、会話停滞、学習力減退、冷や汗、頻脈、腹痛、奇異な行動、意識低下、痙攣、昏睡があります。

 

POSTのインタビューにて日本糖尿病理学療法学会副代表運営幹事の井垣誠先生が急性血糖降下作用について以下のように説明しています。

運動をすることにより血中の糖が筋に取り込まれ、その時の血糖値は低下します。この運動の急性効果には、インスリン非依存性およびインスリン依存性糖取り込みが作用しているといわれています。

インスリン非依存性糖取り込みでは、筋収縮によりAMPキナーゼが活性化され、GLUT4の細胞質から細胞膜への移動(トランスロケーション)が促進されます。

通常、「筋収縮そのものの刺激による経路」と「

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